言葉の欠片
言葉の欠片01
聞こえたのは、
確かに恋だった。
貴方を見たくて、
バカなオンナ
それでも貴方が愛しい。
言葉の欠片02
夜空を駆ける
貴方を見つけた
降り注ぐ星、星。
僕等の願いはたったひとつ
虚ろに光が宿る
言葉の欠片03
縁側の猫みたい。
日溜まりに溺れて、
月と鬼ごっこ
悦楽に溺れた。
温もりに包まれて、
言葉の欠片04
幸せの青い鳥は何処?
黒猫が不幸の象徴なんて、
誇らしげに、吠えた。
私の金糸雀、知りませんか?
半永久的に続く運命の輪舞曲
言葉の欠片05
シャボン玉、割った。
風船を離した。
ゆらり、ゆうらり
おやつの時間。
甘い蜜、どろり。
言葉の欠片06
満月に煌めく指輪
太陽を映す鏡
星屑の流れる川
雲のたゆたう丘
海を秘めた宝玉
言葉の欠片07
別れを歌うのは
まるで向日葵の様な笑顔に、
彼岸へ誘う緋き華
「私を忘れないで」と言ったのは
香りごと抱きしめた。
言葉の欠片08
まるで満月みたいな愛
君がいたから僕がいる。
苺のように甘酸っぱい。
走って、走って、走って、
嫌いじゃない
言葉の欠片09
私と貴方とエトセトラ
其れが世界の全てなら。
貴方の盾でいたい
涙が、こぼれた。
世界の終わりを君とともに。
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