世界の終わりを君とともに。
枷は外された。この先どう生きるかは自分次第。
「ウタカタ様、私も一緒に……」
聞こえた懇願を己の唇で飲み込む。やっと自由になれたんだ。今さら離してやるわけがないだろう。
「わざわざ頼まなくても、ホタルはオレと一緒にくるんだよ」
まだ弟子と認めたわけじゃないが、傍にはおいてやろう。
その嬉しそうな笑顔を、ずっと近くで見ていたいんだ。
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一青