まるで向日葵の様な笑顔に、
「ウタカタ様!!朝ご飯ですよ」「今日こそ修行をつけてもらいます]
「ほら、こんなに上手く歩けるようになりました」
明るくて、元気で、一緒にいて飽きなかった。死に際に走馬燈が走るとすれば、大半がホタルで埋め尽くされるだろう。
「また、笑ってくれよ」
あの屈託のない笑顔に、何度救われたことだろう。悲しい顔なんてホタルには似合わない。お前に会えて、本当に良かった。直接伝えられないのは残念だが、きっと伝わってくれるだろう。
「愛してる、ホタル」
あの笑顔がもう一度見られるなら、オレは何だってしよう。