悦楽に溺れた。

「あっ……」

 柔い膨らみに口づけ、甘い声に酔いしれる。蒸気した頬にまた欲望が生まれ、理性がまた崩れ落ちる。

「やっ、ウタカタさっ……」
「ホタル」
「ん……」

 ホタルの全てに溺れて抜け出せない。このまま2人、繋がったまま溺死しようか。果てる寸前に感じた悦びを、ホタルとともに。





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