いつだって大切なことは言えないままだ。
 何度背を向けようと、必死に追いかけてきてくれたお前にも、もう会うことはない。
 さようなら、ホタル。
 幾度も伝えたこの言葉を、今度はシャボンに預けよう。
 割れた泡沫に気がついたその顔が、どうか笑顔でありますように。